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カテゴリ:読書感想( 15 )

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

映画にもなったベストセラー。
原題は「Marley & Me  life and love with the world's worst dog」

愛犬家に絶大な支持を得た世界的ベストセラーと帯に書いてあった。
なんだか乗せられているようで悔しいけど…納得。大納得。
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若い夫婦が迎えたラブラドール・レトリーバーの子犬。
あれよあれよと言う間に大きく(巨大に)なって行くマーリー。
あれ?レトリーバーて頭が良くって温厚で従順なはずだったけど…

さてさて、このマーリーのやんちゃぶりは半端じゃない。
我が家の小さなぽっちゃり王子=フレンチブルドックあお君のいたずらやワガママなんて可愛いものだと思わずにはいられない。
(これは先にこの本を読んだ「あお君保育園」のお母さんも同じ事を言っていた。)
本を読み終わり、あおの多少のいたずらやワガママにもっと寛大になってあげようと(うっかり)思った矢先、大切にしてるフェラーリベアー(一昨年の日本GPで購入した血と汗と涙がしみたお土産のぬいぐるみ)を奪われグジグジにされそうになって慌てた。油断も隙もない。

若い二人がぶつかり合いながら家族になって行く、その大切な場面に必ずマーリーがいる。
同じように私達夫婦の歴史にも必ずあおがいる。
楽しい事も悲しい事も、笑ったり泣いたり怒ったりしている時にもいつもあおがいる。

マーリーと家族が迎えた沢山の季節の描写と、私達とあおが迎えている季節が重なる。
私が書くなら『Ao & Amaguri life and love with the world's worst dog』だろうか。

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一緒にピクニックでオニギリ食べた事。

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温泉に行って浴衣が似合いすぎて笑った事。

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一緒に磐梯山見た事。

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寒い冬の河口湖の遊覧船に乗ったら凍えそうに寒くって、皆であおを一生懸命温めた事。

こんなのは一部。もっともっと思い出があるし、これからももっともっと思い出を作りたい。

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スゴい寝相で寝てるあお君。寝やすいのか?

家族の一員であって、欠点も含めて愛している。
the world's worst dogは最高の褒め言葉。
こんな犬ほかにはいない!世界で家の子だけ!って作者の思いと私のあおを思う気持ちは一緒だ。

小説を読んで笑ってそして号泣した。
(うっかりカフェで泣いてしまい、隣の人が心配そうに見てた。)
物語の最後は、あおを膝に抱き、撫でたり抱きしめたりしながら泣きながら読み終わった。

犬を家族に迎える事は楽しい事ばかりではなく、責任が伴って大変な事も多い。
でもその1000倍以上の幸せを見つける事が出来る。
これは愛すべき犬と暮らした事がある人なら分かってくれる気持ちだろう。

犬の寿命と人間の寿命。悔しいけど時間の流れるスピードが違う。
一緒に過ごせる限られた時間を精一杯幸せに過ごしたいっていう思いは世界共通なんだと改めて実感した小説。

犬を愛する人は、外で読むと泣いちゃうと思うので是非家の中で読む事をお勧め。

ちなみに、映画でマーリー役を演じた子犬のうちの一匹が、この作者の家族の一員として幸せに暮らしているそうです。

おまけ
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セレブなドックスパで必死なあお王子。リクエスト多数だったので思わず追加でアップ♪
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by amaguri-306 | 2009-04-08 23:02 | 読書感想

ひょうたん(宇江佐真理)

ちょっと(かなり?)ダメだけど情に厚く、筋が通ってる江戸っ子の音松。
気は強いけど素直な気性、料理好きの奥さん、お鈴。
二人が営む本所の古道具屋が舞台。舞台が深川じゃないところがなんとも渋い。
そんな夫婦の元に個性的な友達が集まっては泣いたり笑ったりしている姿になんとも共感がもてる。

なんとなくこの夫婦やワイワイと友達が集ってる様子が自分達と重なる部分が多いからか(笑

自分が結婚したときから、いつでも友達がワイワイと集まる家にするのが理想だった。
実際、なんだかんだと飲み会を開く度、友達が遊びに来てくれるのがとても嬉しい。
そんな風景や気持ちを小説の中に見つける事ができたから余計に感情移入。

家族、友達といっぱい笑って、そしておいしいお酒を飲むって幸せだな〜と改めて思う小説。

文章からまるで美味しそうな匂いが伝わってくるような料理の描写も秀逸!
改めて思った事。「料理って愛!」
お稲荷さんでも作ろうかなって。
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by amaguri-306 | 2009-04-06 21:29 | 読書感想

壬生義士伝 上下(浅田次郎)

今までの人生で一番泣いた本。号泣した本です。
物語の出だしが非常に悲しくて、なかなか読み出せなかったのですが、読み始めたらどんどん引き込まれて上下巻なのに一日半ぐらいで一気に読んでしまいました。
普段時代物を読まない人でもこの「号泣」の気持ち、読めば分かってくれると思います。
超おすすめの一冊。
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妻子の為に南部藩を脱藩し、新撰組に入隊した吉村貫一郎を中心にした物語。
「人斬り貫一」と恐れられ、妻子への仕送りのため周りから守銭奴と蔑まれながらも、弱きものに優しく、人の気持ちが分かり、(自分の子供だけではなく)子供達の未来を思い、そして自分が信じた義を貫いた男。そんな吉村貫一郎の壮絶な一生が語られて行きます。

夫婦愛、家族愛、友情。そして人としてどう生きるか。
ひとつひとつのエピソードが琴線に触れまくりでした。浅田次郎、巧い!巧すぎる!

理不尽な世の中を「ご一新」する勢力と、その理不尽に一番押しつぶされている人たちが「義」を胸に闘う。このなんとも切ないストーリーのベースが更に胸にこたえます。

勝てば官軍。負けた側は悪なのでしょうか?
義の為に徳川側として闘った南部藩の人たちは明治になってからも非常に苦労したと物語では語られています。
吉村貫一郎が子供達に語った言葉。「南部の子だれば、石ば割って咲け」
この文章を読んだ時、なんとなく東北で見た桜並木を思い出しました。
絶対に咲く。咲かなきゃおかしい!

幕末の時代小説というより、まるで心に響く良い映画を観たかのような読後感でした。
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何の苦労もない時代ですが、こんな時代でもやはり小さいながらも理不尽な事が沢山あります。
でも負けず、最後は「石を割って咲く花」を咲かせたいものです。
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by amaguri-306 | 2009-02-26 21:30 | 読書感想

ワーキングガール・ウォーズ

普段は時代小説ばかり読んでいるんだけど、何気なく「働く女子(特にOL)におすすめ」が目に止まって読んだ本。
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主人公は一流企業の中間管理職、高収入。都心にマンションを持って何不自由無く暮らしてるまあまあ美人のアラフォー。未婚。恋愛は超不器用。

オフィスに渦巻く悪意や嫉妬。
気がつかなければ幸せだけど、バカじゃないから気がついちゃう。
そうそう!あるある!いるいる!って思えるエピソードが満載で、主人公が色んな日常に立ち向かいながら成長して行く姿にスカッとする。
職場で頑張ってる女子には「そうそうそうそう!!」とうなずいてもらえるはず。

そしていっぱい出てくる(ヘンテコな)登場人物。

頭が良くって男受けも良い(けど)出世欲が異常に強い超腹黒い部下。
留学経験あり。なのに就職できずにケアンズでツアーガイドしてる女性。
裏切られた彼氏に復讐するために、その彼氏の新婚旅行にストーキングしてる女性。
興味ある事しか仕事しない同僚とか(笑

おもしろいことに自分とは全然違うタイプの女性だと思える登場人物なのに、少しずつ自分に似てる性格の部分があったりして、この作家さん女性に対する観察眼すごいな〜って感心してしまった。

働く女のリアルな本音とちょっぴり弱気な部分。
なんだ、自分だけじゃないのね〜って勇気づけられた一冊です。

あっと言う間に読めちゃう本なので通勤時におすすめ!
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by amaguri-306 | 2009-02-23 19:16 | 読書感想

本の虫

私は本が好きだ。
本屋さんで本を選んでいる時は至福。
博士も活字中毒なので、夫婦二人で買う本の量は相当になる。
仕方ないので天井までの本棚を購入したが、それもすぐに満員御礼状態。

さて、こう本を読んでいると、自分が何を読んだのか忘れてしまう。。

もっとちゃんとブログに読書感想を書いて、自分の覚え書きにしようと思っている。
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by amaguri-306 | 2009-02-23 18:46 | 読書感想

トム・ゴートンに恋した少女

初めてのスティーヴン・キング本。
映画化された「スタンドバイミー」などを見た事はあるが、意外やスティーヴン・キング本は未踏の地だ。
もしスティーヴン・キングが自分の好みに合う作家だったら。。。
これは相当楽しみが増えるな♪

::::::::::
「トム・ゴートンに恋した少女」
9歳の女の子が森で迷子になってサバイバルする話だ。
これだけ聞くとそんなに面白そうに感じないかもしれないけど、それが違う。
はい、完全に度肝を抜かれました。スティーヴン・キングすげー!
ストーリーがシンプルなだけに、彼の力量が良く分かる本だと思う。
もしかしたら本好きが好きなタイプの話かも知れない。

(以下、読書感想文。ネタバレはほとんど無いと思う。)
まずは本当に自分が森で迷う以上(!)の恐怖を文章から感じる。
とにかく怖い。もう本当に怖くて先に読み進めないぐらい。
頑張って読み進めて行くともう止まらない。
少女が迷子になった森の恐ろしさ、そして自然が垣間見せる優しさや美しさがまるで自分がそこにいるように見えてくる。
追いつめられていく、たった9歳の少女の体と心、そして逆に強くなって行く少女の心などが見事な文章で綴られているのだ。

自分の9歳の時を思い出してみると、時々大人みたいな考え方をしていた気がする。
思春期とは違う、女子特有の子供と大人が同居するような不思議な年齢なのかもしれないと思う。無邪気な子供の部分と子供の残酷さと大人みたいな自分が同居してると言う感じ。周りにいる大人を意外と冷静に見てたりして。
S・キングは女じゃないのに分かってこの年齢設定したのかな?
そんな微妙な少女期の心を見事に描いている。大人が思うより、子供は成熟している部分をもっているものだ。

日本人の私にはアメリカンカルチャーの良く分からない事柄や習慣があるから、ネイティブだったらもっともっと楽しめる部分があるんだろうなーとちょっと悔しく思った。しかし訳されてこれだけすごいんだから、原書の文章はもっとすごいんだろうな〜
そして比喩表現とかちょっとした文章がたまらなく良い。皮肉やウィットに富んでいる。9歳の少女が極限状況の中で思う事の表現が哲学書にも感じるのだ。

そしてストーリーの根底に流れているのは人間の愛と強さであると私は思った。
あんなに怖かったのに、読後感は心が温かい。

#次は「ダークタワー」シリーズが読みたい。
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by amaguri-306 | 2008-06-04 18:59 | 読書感想

秘太刀馬の骨:藤沢周平

大学の試験等で時間に余裕がなくてなかなか出来なかった時代小説読書が復活。
*********
幻の剣「馬の骨」の継承した人物を捜すために剣客と立ち会う半十郎と銀次郎を中心にした物語。銀次郎はかっこ良い青年なのだが、少々無礼で「幻の剣」に魅了されて常道を逸する行動が多い。上司の下命で(仕方なく)立ち会い人になった半十郎だが、武士たるもの見事に困難に立ち向かい状況をおさめていくのだが、、。一筋縄では行かない人物設定も非常に面白いのだ。
幻の剣の裏に見える熾烈な権力争い、そして謎解き。
ハラハラ、ドキドキと早く次のページを読みたいという気持ちが抑えられなかった作品である。危うく電車を乗り過ごすところだった。
藤沢時代小説の隠れた傑作と称されるのがよくわかった。
やはり藤沢周平は最高だ。
8/26からNHKでドラマ化されるらしい。
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by amaguri-306 | 2005-08-11 20:02 | 読書感想

斬られ権左:宇江佐真理

宇江佐真理さんの愛読者達から、この小説は「ヤバイ」と聞いていた。
とにかく、油断をするな!電車やカフェで読むとヤバイ!と皆が皆言っていた小説である。

江戸八丁堀。愛する人を守る為に命を懸け、八十八の刀傷を持つ男、権佐。
仕立屋を手伝う一方、兄貴分の八丁堀与力の旦那の手伝いをしている。
権佐が懸命に生きる姿を描いた時代小説。
権佐は弱さも悲しさも持つ男なのだが、愛する人を守る為なら全く迷う事がない姿に心打たれる。権佐がめちゃくちゃカッコよいのだ。人間はやはり中身がカッコいいのが良い。

友情、親子愛、夫婦愛、兄弟愛、初恋の痛み、身分違いの恋、、色んな気持ちが交差しながら物語が進んでいく。皆が言うように油断をしていたら号泣した。
読み終わった後、しばらく涙が止まらなかった。
本当に「ヤバイ」小説だった(笑)
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by amaguri-306 | 2005-05-23 11:32 | 読書感想

用心棒日月抄:藤沢周平

藤沢周平ファンがオススメする本を調べて買った。
さすがオススメだけあってめちゃくちゃ面白い。はまった。
---------
訳あって脱藩した青江又八郎26歳。江戸の生活を支えるのは用心棒稼業。
背が高くて、実直、剣の腕もたつ。想像する限りイイ男!
でもこの又八郎、非常に人間臭いキャラなのだ。そこが良いのだ。
記憶をなくすぐらい酒を飲んでしまったり、女性にフラフラっとしたり…。
脇を固めるキャラクターも子だくさんの浪人だったり、銭!銭!のおじちゃんだったりと面白い。
忠臣蔵に関係する人物と又八郎の用心棒先が巧みに絡み合って忠臣蔵の実相を鮮やかにとらえている。
本当に面白かった。忠臣蔵をおさらいしてから読むとさらに面白さ倍増かも。
シリーズで何作かあるらしいので楽しみだ。
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by amaguri-306 | 2005-05-12 19:54 | 読書感想

橋ものがたり:藤沢周平

「蝉しぐれ」を読んでから藤沢周平さんのファンになった。
藤沢ファンお奨めを少しずつ読み始めている。

「橋ものがたり」は珠玉の短編集だ。
特に冒頭の「約束」と言う話は切なさと感動で涙が止まらなかった。
アマグリおすすめ短編ベスト3の一つだ。

話の中に出てくる旦那達がどの人物も懐が深くてカッコいい。
人生の悲哀と温かさと無常さ、夫婦愛、男気…色々詰まった素晴らしい作品だと思う。

橋が紡ぎ出す物語。橋は渡るだけじゃないんだな〜としみじみ思う。
大川(隅田川)にかかる橋を最近は違った気持ちで渡っている。
大川を越えて通勤する時、なんとなく江戸時代を思い浮かべたりして…
橋のこちら側とあちら側で世界が違った江戸時代を思い浮かべて読むと更に面白い。

★何気ない橋でも見る目が変わる事請け合いに1000点
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by amaguri-306 | 2005-04-28 12:12 | 読書感想


飲んだくれ主婦の日常


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